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個人再生徹底活用マニュアル

千川健一・坂本隆志
共著
個人再生徹底活用
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(2005年法改正に
完全対応)

自己破産個人版民事再生のすべてがわかる本

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第十九便   (H17/5/5)     担当 太田

 ほろ苦・・・

GWも終わりますね。不肖太田、今年はしっかり休ませていただきましたが、見事に何もしなかったので、社会復帰を前に少々切ない気持ちになっています。

日々最小限の行為(飯を食う・寝る)であっという間に終わったこの連休、究極の無為を生きたという点で最高のGWだったじゃあないか、時間を有効に使えなかったといって悔しがることないじゃあないか、という物言いの虚しさが、抜けるような青空に吸い込まれていきます。

この「あ〜あ」が自然と一体になっていく感覚、これこそ究極の日本人的感性「ワビサビ」に他なりません。私もようやく人生のほろ苦さを知る年齢になったのですね。

なんだか無性にほろ苦い映画を観たくなりました。今回はGW終わっちゃった特集として、不肖太田独断選考、「ほろ苦」映画ベスト5をお送りします。

第5位 big fish(2004 米)

最近観たもののなかでは一番ほろ苦かったです。アルバートフィニーというだけでほろ苦い。中学一年生の時悪さをして父親が学校に呼び出されました。その晩父親は私を映画に連れて行ってくれました。アルバートフィニーがスクルージを演ったディケンスの「クリスマスキャロル」でした。

第4位 サンドイッチの年(1988 仏)

ユダヤ人の少年が丁稚奉公する話ですが、ほろ苦すぎて涙なしでは観られません。主人公の雇い主、古物商のくそじじいが最高です。以下くそじじいの台詞です。人生は食パンのような普通の年が多いが、ハムや辛子の年もある。辛子も一緒に噛み締めなきゃならん。

第3位 木枯らし紋次郎(1972頃 フジテレビ)

木枯らしという響きが最高にほろ苦いです。三度笠に長楊枝、生まれは上州三日月村、苦みばしりの究極を完璧に具象化しています。当時のテレビマンは素晴らしい仕事をしていたなあ。当然イーストウッドもブロンソンも紋次郎にはかないません。

第2位 麻雀放浪記(1984 日)

ドサ健とまゆみ、夜のブランコのシーン。日本映画史上屈指の名場面。この世で二人きりという哀感が、これほどほろ苦く表現されたことがあったでしょうか。何度観ても泣いてしまいます。以降邦画にみるべきものはありません(独断ですから)。鹿賀丈史のろくでなしぶり圧巻です。

第1位 シェルブールの雨傘(1964 仏)

素晴らしいメロディ(台詞は全部歌唱です)、素晴らしい色彩、すべてがラストシーンのほろ苦さに収斂していきます。観終わった直後には主演男優の顔を忘れてしまいますが、それほどまでに俳優の存在感が希薄なところがまたこの映画のほろ苦いところです。その分主演女優(カトリーヌドヌーブ)はいくつもの忘れがたいビジュアルイメージを鮮烈に私たちのまぶたに焼き付け、この一作で永遠不滅となりました。これぞ名画中の名画です。

このGW、人生について形而上的な問いが頭をもたげてしまった方、ビデオ屋さんに走ってください。魂の浄化こそが明日への活力です(オロCも忘れずに)!!また来週!!

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