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第二十八便   (H17/7/21)     担当 太田

「やばい」・・・

暑中お見舞い申し上げます。関東地方も梅雨明けしていよいよ夏本番、毎日暑い日が続いています。皆様も体調を崩さぬよう、よい夏をお過ごしください。

先日ニュースで、文化庁の国語世論調査の結果を報道していました。

慣用句をきちんと使えない現代人の言語能力事情を嘆いているような内容でしたが、いまどき「他山の石」「枯れ木も山のにぎわい」「世間ずれ」などという言葉を普通に使う人は、私の世代(昭和30年代生まれ)でも少数派でしょう。

確かにこういう文句が死語になっていくことが言葉の貧しさにつながっていくのかもしれません。とはいえ、そもそも日本語は世界基準からすれば豊かさ過剰と思われ、ちょっとぐらい貧しくなっても一向にかまわないような気もします。

また、同ニュースでは、世代によって意味が違う言葉というのも取り上げていました。

「やばい」はもはや「素晴らしい」という意味なのですね。不肖太田、まったく知りませんでした。

「うわっ大変だ(冷や汗)」というときに普通に「やばい」を連発していまいますが、これが近い将来間違った日本語になってしまうかもしれないと思うとなんだか不思議です。

そもそも遊び心から「やばい」の「並はずれた」語感に逆イメージ(この場合+イメージ)を最初に付与した人がいたはずで、この人物がいなければ「やばい」は「やばい」のままだったのか、それとも、ボキャブラリーの貧困化の過程で「やばい」が若年層に過剰消費されたため、ある種必然といえる共時的突然変異をおこしたのか、生命の神秘ににも似た不思議を感じてしまいます。

私が現在普通に使っている「やばい」はどうなってしまうのでしょうか。「やべ」とか「あせ」とかに変異するのでしょうか。興味は尽きません。

さてこのお便り、このサイトにあってまさに「枯れ木も山のにぎわい」ですが、何卒皆様今後ともよろしくご贔屓に。ではまた来週!!

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