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千川健一・坂本隆志
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第三十六便   (H17/9/15)     担当 太田

してやったり2・・・

選挙が終わり街に静けさが戻ってまいりました。小泉自民党圧勝でした。

保守・革新という対立軸がかつてありましたね。右だ左だという論争を経て人類はひとつお利口になったかどうか私にはわかりませんが、ついに我が国において、近・現代史上世界に先駆け、政党の理念など絵空事、ただ単に政権維持か交代か、という古来まっとうな対立軸が生まれる土壌が整いつつあった矢先、これを見事に壊してみせたのが小泉首相です。

政権維持=革新というイメージを造り出した小泉さんの政治手法(まさにマジック!)に対しては、まっとうをもってよしとする完全保守の私には正直なところ少々理解に苦しむところがありますが、まずはあっぱれといったところです。

しかし民主党、見るも無惨な大負けでした。我が国では政権が交代しないことの弊害が既に飽和状態に達しているのですから、ものは試し、有権者がこれを替えてみるチャンスが今回はあったのでした。民主党は「郵政民営化反対」などと言ってはいけませんでした。「ものはためし、もっとちゃんとやってみせます」とするべきでした。小泉さんと同じ土俵には乗らず、ただただ「ものはためし」の一点張りで戦うべきでした。

2大政党制は、死票の膨大さ、少数意見の切り捨て等弊害が大きく、時代遅れともいわれます。またこの制度は、二つの大きな理念の流れから出発しなくては意味がないともいわれます。

しかし、まだ発生していない弊害をことさら心配してもしょうがありません。また、そもそも政治の掲げる主義主張など大まかには似たり寄ったりが当然で、まして我が国には人種・宗教・社会階層による深刻な亀裂がありませんから、かえって対立軸の曖昧な日本的緩さから出発できる2大政党制はなかなかよい政体モデルなのかもしれません。自民党にも民主党にもいろんな理念の人がいますから。

とまあ言うだけ空しいです。今回、政権は交代しうるという道筋を歴史に刻まなかったのは、紛れもなく私たち有権者ですが、今後憲法改正論議の中で政界再編もないとはいえず、自民党が一枚岩の更に巨大な与党となったときに、なにがどうなっても後の祭りというのではちょっとやりきれません。

小泉さんは今回の圧勝を、どうとらえているのでしょうか。

政界再編の好機到来とみているのでしょうか。それとも、してやったりで思考が止まったままでしょうか。

山積みになったどん詰まりの案件を前に途方に暮れたりするでしょうか。

ポピュリズムがもたらした歴史上の不幸に思いをめぐらすことはあるのでしょうか。

私は今回、小泉さんが民主党のふがいなさに少々がっかりしていると信じて、我が国の将来に希望を持ちたいと思います。

今回時事ネタにつきオヤジ度満開となり大変失礼しました。ではまた来週!!

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