事務局便り   03−3589−4905
第六十九便 (H18/5/11) 担当 太田
歌は世に連れ・・・
先のGW、後半はお天気もよく、行楽地はどこも大変な人出だったようですね。皆様リフレッシュなりましたでしょうか。
リフレッシュどころか連休ボケで社会復帰もままならない、という方もおられましょうが、これは休暇の質が良すぎた証拠ですから同情の余地はありません。
かたやこの時期、いわゆる五月病で心身共に疲弊してしまった結果、心ならず社会復帰が困難になってしまった方もおられましょう。
こちらはその辛さが周りからなかなか理解してもらえないという点も加わって、とても可哀想です。
諸説ありますが、概ね環境の変化による過大なストレスや、受験等目的達成後の脱力感がこの病気の原因とされています。
おそらくは真面目で責任感の強い人ほどかかりやすい病気なのではないでしょうか。
かつてサラリーマンのテーマソングが「スーダラ節」だった昭和30年代にもこの病気があったのか調べてみると、どうやらこの病気が「五月病」という名で社会現象化したのは昭和40年代以降のことらしく、なるほど昭和30年代の新人サラリーマンが被った植木等式メンタリティの影響は、高度成長期という世情を差し引いてもなかなかに大きかったことが伺われます。
歌は世に連れ、世は歌に連れ、といいますが、「スーダラ節」に現代J−popが発信している「僕が僕らしく」とか「僕が僕であるために」などという意味不明のメッセージはかけらもありません。
ちょいと一杯のつもりで飲んだらいつのまにかはしご酒して気が付いたら駅のホームで寝てたけど別にどってことないよ、というこの非常に明快な叙事性こそ聴くものの心を軽くするという事実を流行歌の原理原則として提唱したくなります。
「僕が僕らしく」などと意味深長でもっともらしく、あたかもそれが当然に最高の価値観であるかのごとく知らず知らず押しつけられてしまった若者こそいい迷惑なのですが、五月病の蔓延はそんな流行歌事情も手伝ってやしないかなあ、というオヤジモード全開のお便りで今回は大変失礼いたしました。
新緑の季節です。元気いっぱいで過ごしたいですね。また来週!!

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