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第八十八便   (H18/11/2)     担当 太田

直球・・・

携帯電話のナンバーポータビリティ制度が始まりました。

サービス合戦は消費者にとって喜ばしいことですが、各社なにがどうお得なのか私には訳がわかりません。

私は現在使用中の携帯をもう5年ほど使っています。

満タンに充電しても通話が1分ももたないので、これを機に買い換えようと思っていたところに、「通話・メール0円」(S社)というCMを見たものですから、通話とメールしか使わない私がこれしかないと思うのは当然でしたが、いや待てよ、タダより高いものはないと言うじゃあないか、うまい話には裏があるというじゃあないか、と買い物下手の私でさえ思ったくらいですから、目の肥えた消費者がそう簡単に踊らされるはずがありません。

案の定、他社から諸々のからくりを指摘され、目下の所S社は苦戦しているようです。これ公告戦略としてははっきり言って失敗じゃなかったでしょうか。

最初に直球の「0円」があったと思われますが、これをうたうためにはどうしても一生懸命小細工を考えなくてはいけません。

小細工→消費者をなめた行為→そう思われちゃあだめ→そう思われないような小細工、というどうどう巡りから、ストライクゾーンをはずしたまま見切り発車してしまった「0円」という感じです。「思い切った手」を打つしかないという経営サイドの焦燥感ばかり伝わってくる結果となってしまいました。

世界から見ても日本の消費者の成熟度は突出していると思います。この国ではもはや「小細工なしの直球」か「小細工そのものが直球」の二者選択しか商売の手法として成り立たないということ、すなわち基本に帰れ、っていう認識を経営者の方々は遍くもつべきでしょうね。

なんだか偉そうな物言いになってしまいましたが、携帯を買い換えようかどうしようか思案中の一オヤジ消費者として素朴に感じたままを述べた次第です。

というわけで、なんだか買い換える気持ちも萎えてきてしまって、寿命が尽きるまで今の携帯を使ってやろうとか、でも壊れたら大変だなあ、とかまったく考えがまとまらないまま日々の過ぎゆく今日この頃です。

秋も深まってまいりました。空気も乾燥してきますから風邪をひかぬようくれぐれもご注意ください。また来週!!

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