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第九十一便   (H18/11/22)     担当 太田

勤労感謝の日・・・

明日は勤労感謝の日です。

元々は新嘗祭(天皇が国民を代表して農作物の恵みもたらしてくれた大自然に感謝する式典)だった祭日が戦後このネーミングになったそうです。

勤労感謝の趣旨とは、「勤労をたっとび、 生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」というものですから、同じ祭日といえ、感謝する相手が戦前と戦後では変わってしまったわけです。

アメリカにも thanks giving day という祝日がありますね(日本語で感謝祭といいます)。

そもそも収穫を祝って神の恵みに感謝する宗教的な儀式だったでしょうから、新嘗祭と似ています。

考えてみれば土から食べ物が湧いてくるというのはすごいことです。

農耕がなかった時代、私たちの祖先はそこらへんのものを採ったり捕ったりしてなんとか生きていたんでしょうが、毎日の食料が運まかせで、いつもおなかを空かしていたのでは、なかなか天の恵みに感謝するまでには至らなかったかもしれません。

種を蒔いて収穫するというサイクルを繰り返せば食べ物に困らないという発想をして実践した古代のどこかの人たちはまさに奇跡をなした人たちです。

この人たちのおかげで後世の人たちは明日の食料の心配をせずとも安心して眠れるようになったわけですが、収穫が安定するにしたがい、恵みをもたらす大地に対する感謝の気持ちが徐々に芽生えていったに違いありません。

また、農耕の歴史は自然との戦いの歴史ですから、自然に対して申し訳ないという気持ちもあったに違いありません。どうか勘弁してくださいというへりくだった気持ちといいますか。

となれば、自然や神様に感謝するだけ、古代の偉人から連なる勤労者に感謝するだけでは方手落ちであるばかりでなく、自然に逆らって逆らってここまで来ちゃってごめんね、という贖罪の気持ちまで表して初めて「勤労感謝の日」も「感謝祭」も今日的全人類的な意味合いを帯びた祝日となるわけです。

不肖太田こんな思いで明日を迎えたいと思います。ではよい祝日を。また来週!!

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