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第九十三便 (H18/12/14) 担当 太田
ありがたや・・・
はや師走。慌ただしい日々が続いています。諸事情により更新がままならず、1週遅れのお便りとなってしまい申し訳ありません。
毎日新聞に「日本のスイッチ」というコーナーがあります。
今週の結果発表でタイトルになったのは、「トロにありがたみなし54%」です。
ちなみに、トロはマグロのお腹部分のお肉で、ほとんどがアブラゆえ日持ちが悪く、かつては捨てられていたそうです。赤身のほうが上等だったんですね。トロで検索して今日初めて知りました。
私など心の底からもったいないと思ってしまいますが、そうでもない人が全体の半数以上ですか。
かたや、「豊作野菜の廃棄間違ってる77%」ですから、日本人の感性はまだまだ正常なはずですが・・。
「トロ」の数字についてはこれ、日本人の舌が肥えすぎて、トロでさえそこらへんの美味しいものの一つに成り下がってしまった、ということでしょうか。
ちょっと都会へ出ればなんでも美味しいもの食べられますからね。そういう意味では美味しいもののありがたみなどトロに限らず感じるほうが少数派、というのもむべなるかな。
昔子供の頃、家族で外食した際、母が「海老フライ」というものを初めて食べたときのことを思い出します。
母は長野県出身で、海のものはほとんど食べたことがなかったのですが、ものの本で「海老フライ」というものがあることは知っていたんですね。私の記憶する限り、その時ほど幸せそうだった母は思い出せません。
この「ありがたみ」の行方と時代背景とは、あまりにも一心同体な関係で日々が過ぎていくため、普段なかなか時代の大きな変化は感じることはできませんが、こんなことを思い出すと40年の年月というものを実感せざるを得ませんねえ。
「ありがたみ」は人が頭にねじりはちまきしてこれをひねり出さなくちゃ会社がつぶれちゃう、という類のものでしょうか、オウム教のごとき精神世界へと誘うものでしょうか、などと書きつつ、「海老フライ」に向かって生きててよかったと感謝した母を思い出して懐かしさに胸がいっぱいになっている今回不肖太田でした。
ノロウィルスが猛威を奮っているようですから、皆様忙しさにかまけて手洗いを怠りませんようくれぐれもご注意ください。また来週!!

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