T・Nさんの個人再生体験記   03−3589−4905
1.多重債務に至った経緯
昭和57年の結婚当初から生活費の不足により、日用品や贅沢品(ビデオ・デッキやオーディオなど)をクレジット・カード(分割)で購入し始めた。
初めは計画通りに返済できる範囲内での買い物だったが、その後、手持ち資金に余裕が出来た時に始めた株式投資で、損失の補填にとクレジット・カード会社のキャッシングを利用し始めるようになった。
1〜2年は借りては返しという形で何とかやって来れたが、後に不足し始めた時に他のカード会社のキャッシングも利用し始めた。
カード会社も徐々に3〜4社に増え、買い物はもっぱらカードで決済。生活費の不足分もキャッシングでという状態に。
平成6年に現在の住居(マンション)を購入。ゆとり返済で当初5年間は返済には問題は無かった。
平成8年に渋々知り合いの保証人になったが、絵に描いたように知り合いが返済不能になり(自己破産)、肩代わりすることになった。
同時期に子供の教育費の増加(進学塾や入学金、授業料など)で消費者金融を利用し始める。
あとは転がる様に利用会社が増え続け、最終的には16社からの借り入れになり、合計金額もクレジットの買い物を含め1100万円を越えた。
2.債務整理を決心するまで
結婚後、収入は順調に増え続け安定していたが、それまでの借入れの多さにより毎月利息のみを返済している状態が続き、このままでは到底全額返済はできない状態に陥っていると判断し、弁護士に相談するに決心をする。
(当時、月の返済額は約20万円。殆どが利息であり、元金は月に数千円程度しか減らない状態。)
任意整理と言う方法でインターネットなどであれこれ検討している時に、検索エンジンで「いちご綜合法律事務所」のサイトに行き当たった。
当時解禁になったばかりと思われる法律事務所(弁護士)のホームページはとても珍しく、なおかつ掲示板も設置されていて簡単な相談を含めて具体的な事例事案が多数のっていたので、全てを読み漁った。
また、千川先生が本(借金整理マニュアル「自己破産・個人版民事再生のすべてがわかる」)を出版されたのを知り、購入して読んだ上で、相談にすることを再度決心し、平成13年11月に初めて相談に行った。
3.弁護士への相談
当時の借入れ額は、住宅ローン約2200万円、その他借入れ約1100万円。
私の要望は、住宅ローンの問題、仕事の問題(資格による仕事のため)から個人再生を希望したが、先生からは次の様に診断された。
「一般債務額は1000万円を超えており多額ではあるが、年収が多額であるために、果たして破産の恐れある状態と言えるかが問題になる。仮に、可処分所得の計算をしても、おそらく2年分で債務額を超えることになると思われる。とすれば、今後利息制限法引き直しによる債務の減額も見こまれることからすれば、さらに個人再生の要件を満たさないという議論が出てきそうである。
個人再生が難しい場合には、資格の問題、住宅の問題から任意整理を選択せざるを得ない。
その場合の積立額は、引き直し計算してみないと明確にできないが、毎月約17万円程度は必要になるものと予測される。
債権調査の完了が予定される2月初旬に頃に再度方針について協議を行うことにする。」
4.債務整理の実施
結局、相談日に正式に個人再生申立事件として依頼することにした。
翌月から着手金の分割金として10万円 /月を振り込み始めた。
平成14年2月債権調査がほぼ完了したとの事で、再度相談に出向いた。
結果として、「これまで、可処分所得の2年分が債務額を上回りながら、任意整理が困難であるという依頼者はいなかった。
しかし、現実的な債務整理をするためには、個人再生も検討する価値があると思われる。」ことから小規模個人再生(住宅ローン付き)を申し立てる方向で決定。
平成14年5月、正式な再生手続きの申立てに伴い、東京の弁護士会館で、個人再生委員である弁護士により審尋(申立て内容の再確認で時間にして1時間弱)を行った。
翌月から6ヶ月間、弁済の準備及び手続き支払いの準備ぼ意味で再生委員の銀行口座宛に計画弁済予定額である12万円を送金した。
結果として、平成14年11月11日正式に「小規模個人再生計画」が可決して個人再生が認められた。
相談前の債権額(借金額) 約1100万円(住宅ローンを除く)
確定債権額(利息制限法による引き直しの結果) 916万円
再生計画決定後 345万円(当初額の37.71%)
毎月約96000円の36回払い(実際には3ヵ月毎の送金)
5.最後に
債務整理をした感想として。
15年以上も毎月毎月返済日を気にし、お金のやり繰りに追われていたが、債務整理を決意し、弁護士の先生に受任して頂いた直後から、精神的にとても楽になった。
申立て後、途中で債権者から反対決議がはいるのではという心配もあったが、その心配も稀有に終わり無事に再生決定がおりたのも千川先生をはじめ、事務所スタッフの皆さんが一所懸命に対処して頂いたおかげだと思っています。
平成15年1月から始まった返済も来月で折り返しの1年半。このまま順調に返済していけば、来年末(平成17年12月)には全額返済となります。
今ではクレジットカードの無い生活をしていますが、全く不便は感じず(本当は車にETCを載せようと思っていたがカード決済が出来ないので諦めざるを得なかった事くらい)毎日現金で暮らしています。
初めに相談して以来、今では毎月計画性をもった生活をするようになりました。ただ、これが本来の形なんだと再認識もしました。
もし今、借金問題で苦しんでいて躊躇している方は、1日でも早く相談する事を勧めます。
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